接点用潤滑剤の使用例

接点用潤滑剤の使用例

接点用潤滑剤(グリース)の使用実績

接点用潤滑剤(グリース)は、自動車であれば、プッシュスタートスイッチ、コンビネーションスイッチ、パワーウインドウスイッチ、マップランプスイッチ等、各種スイッチの電気接点部に塗布されています。
スイッチによって接点の構造や材質は様々ですし、安全な運転を実現する為に、厳しい信頼性も要求されます。
弊社では、豊富な採用実績をもとに、お客様に適した接点用潤滑剤を提案いたします。

接点用潤滑剤(グリース)の使用実績

導入事例①
導入前の問題点

自動車用のコンビネーションスイッチを開発中だが、アーク放電によるグリースの炭化が発生してしまう。
また、低温での導通不良(チャタリング)や振動による導通不良についても改善が必要となってしまった。
接点の構造や材料変更だけでは課題解決が難しく、潤滑剤(グリース)をより適したものに変更したい。

接点用潤滑剤(グリース)の導入前の問題点1

導入事例①
導入~改善

上記のような課題の多くは、フッ素グリースで解決できます。
フッ素グリースは炭化しにくく、低温でトルクアップしにくい為、導通不良(チャタリング)を防止できます。
また、適度な粘度の基油(ベースオイル)を使用することで、振動の影響も最小限に抑えられます。
電流の大きさにもよりますが、合成油グリースでも採用実績がございます。

接点用潤滑剤(グリース)の導入~改善までの流れ1

導入事例②
導入前の問題点

自動車用のプッシュスタートスイッチやパワーウインドウスイッチを開発中だが、機構摺動部の操作フィーリングを改善したい。マイクロスイッチユニットが近傍にある為、もしものグリース浸入による導通不良にも注意したい。
また、外観近くの樹脂部品が擦れて、異音が発生する場合もある。

接点用潤滑剤(グリース)の導入前の問題点2

導入事例②
導入~改善

このような課題でも、フッ素グリースで解決できます。
フッ素グリースは温度によるトルク変化が小さい為、低温から高温まで操作フィーリングを損ないません。
外観部近くの異音は、滲みやベタつきの心配が無いDRYSURF(セミウェットまたは完全ドライ)を併せて対策可能です。

接点用潤滑剤(グリース)の導入~改善までの流れ2